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北海道伊達市から夏秋(かしゅう)イチゴをお届け中、伊達苺ファームです!
今年の仕事始めは昨年12月からやっていた片付け作業の続きです。
イチゴの刈り取りが終わり、培土(イチゴを植える土のこと)に残っている根やクラウンなどの残渣を取り除いています。当社では、栽培に使っている培土は使いまわしています。その理由として、①入れ替えにかかるコスト、②作業性が悪い(入れ替え作業は重労働)の2点があげられます。
すべての培土を全入れ替えとなると、当社のハウスでは1棟あたり30Lの培土が200袋ほど必要になりますが、使いまわすと5分の1以下にすることができます。年々、資材コストがアップしている中で、1円でも生産コストを下げていく努力をしていかないと経営的にも厳しくなっていきます。
また、根っこや残渣を取り除く理由(取らない方法もあります)としては、次作の栽培に影響が出る可能性があるので必要な作業だと考えています。それは、根が分解されることで肥料化されるわけですが、養液栽培という手法で可能な限り植物体をコントロールしていくことが難しくなるためです。
もちろん、すべての細かい根っこまで取り除くのは難しいので大まかにクラウンから伸びている太い根っこをヘラを使って塊として取りのぞいています。それで栽培槽の8~9割の培土が残るのでかなりのコストダウンとなります。
この後はまた次回に紹介しようかと思いますが、不足分は新品培地を追加することだけでなく、培土の地力が落ちているのでそれを回復させること、水分を調整することなど、定植に向けた準備がまっています。
いかがでしたでしょうか。
イチゴの栽培は、果実や植物体そのものの管理も細やかではありますが、その土台となる培土についても細やかな管理が求められます。ピカピカなイチゴを作るために、どうしたらイチゴが健やかに育つかを常に考えながら試行錯誤しています。その様子もお伝えできればと思っていますので、お楽しみに!
*農園の様子はインスタグラムでも更新中*